2024年4月例会度総会

2024年4月14日　池田市カルチャプラザ

　蘭栽培家にとっては、植え替え、施肥、戸外出しの準備など、忙しい季節になってまいりました。また、昼夜の温度差も大きく温室内の温度管理が大変難しいため皆さん苦労されているのではないでしょうか。初夏の陽気をおもわせる少し暑さを感じる4月14日、池田市立カルチャープラザに於いて4月例会が開催されました。四国など遠方の会員さんの出席もあり参加人数の多い盛況な例会となりました。展示株につきましても春咲きの蘭が沢山出品され会場いっぱいに咲き誇っており見ごたえのあるものになっておりました。
人気投票第１位に選ばれ川辺佳津子さん出品のL. cinnavallinum var. kautsukyanaは、大株に仕立てられ派手なオレンジ色の小花が房咲となる見事な個体でした。第2位も、川辺佳津子さん出品の Cym. floribundum × Cym. bysoniana です。こちらについては、片親にキンリョウヘンがかかっており、下垂する房咲の花が地味な花色ながら大変迫力のあるものでした。さすが、大株作り名人と謳われた川辺さんの作品だと感じました。第3位は、水谷崇子さんご出品の Gur.guatemalensisです。こちらも見事な大株に仕立てておられました。
今月の例会は、本来であれば掛水氏による講演を予定しておりましたが。体調不良のため急遽、香川支部の上原良樹による「四国蘭協会の歩み」と題して講演をおこなっていただきました。歴史の長い四国蘭協会の成り立ちを初代会長の久保氏やカトレヤ交配種の大家であった新居氏のエピソードなどを交えながら解説していただきました。お忙しい中、急遽講演を引き受けてくださった上原さん、ありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　谷田真也