2025年度11月例会

2025年11月9日 池田市カルチャープラザ

参加者:18名
出品鉢数:29鉢

テーマ:講演 「次世代にランを伝える」  講師 游川知久氏「次世代にランを伝える」 

 

長かった夏がやっと終ったかと思いきや、いきなり冬がやってきたような冷たい雨が降るあいにくの天気の中、11月例会が開催されました。

夏の暑さの影響が依然として残るようで出品花の数が例年に比べ少ない状態でしたが、それでもこれはと思わせるような素敵な花も見ることができ、楽しい会になりました。

人気投票第1位は沢井公和さんのV. luzonica ‘ Ohyamazaki’でした。有名な加賀正太郎氏の「蘭花譜」の中に掲載され、本日の講演の中にも登場した歴史のある美しい花ですが、立派に栽培された株に14輪見事に咲き揃い、タイムリーヒットとなりました。第2位は小野田登志枝さんのDen. fairchildiae ‘Ricako’ でした。細く長く伸びた株に淡いピンクの小さくかわいい花がたくさん咲き乱れ、春の桜を思い起こさせるような美しい花でした。第3位は鈴木光一さんのEulophia  euglossa でした。長く伸びたステムに緑色の美しい小さな花が規則的に咲き揃い、大変見ごたえのある花でした。鈴木さんは以前にもこの花を出品されていましたが、いつもうまく栽培されていました。同点の第3位は星川友彦さんのC. dormaniana でした。栽培が難しいと定評のあるこの花を大変うまく栽培され、6輪咲かせていたのは立派としか言いようがありません。若手のホープとして今後の活躍が期待されます。

 講演は筑波国立科学博物館の遊川知久博士による「次世代にランを伝える」でした。地球環境の変化により数多くの植物が絶滅し、また絶滅の危機にありますが、中でもラン科植物は生育上の特性から特に絶滅しやすい植物です。遊川博士はそのようなラン科植物を少しでも次世代に残せるよう研究を続けておられます。講演の中で、世界でただ1株しか残っていない貴重なランの花や、もう今では見ることができない花などをたくさん紹介していただき、一度絶滅すれば2度と再生できない植物をどうすれば守っていけるのか様々な提言を紹介していただきました。われわれのように趣味でランを愛し、栽培する者でも何かしらお役に立てることができるよう頑張りたいものです。遠く筑波よりお越しいただいた遊川博士に心からお礼を申し上げます。

報告者  子安 健司

人気投票結果

栽培賞・努力賞結果

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